今年度最初の志龍塾が6月26日に開催されました。
志龍塾とは、シダックス創業者で本校OBの志太勤氏に寄贈していただいた志龍講堂に、各界の著名な方を講師としてお招きし、未来を担う韮高生に向けてリーダーとしての教養や意識を伝えていただくため毎年催されている講演会です。
講師 伊豆の国市長 小野登志子氏(本校第15回卒業生)
演題 『夢ある協働のまちづくり ~オペラ「坦庵」の創作を通して~』
小野市長が、伊豆の国市がもつ多数の歴史資産を世に広めるために何かできないか、と考えていたおりに、我らが学祖「江川坦庵公」のオペラ化の話が伊豆市民オペラ協会からあったそうです。そこから、オペラのあるまちづくりに取り組んできたとのこと。市長の熱い語り口に圧倒されながらも、まちづくりに燃える市長の思いを、生徒は受け取っていたようです。シダックス様のご好意により、なんと生徒全員にオペラの脚本が渡されました。
お話の中で、生徒に向けて『苦しい時が伸びるとき』という言葉がありました。大学での演劇の専攻、医療関係業務での仕事、市議会・県議会での活躍、そして現在の市長と多彩の経歴をお持ちの市長のお話には、どんな困難であろうとも、課題意識を持って真正面から取り組んでいくと道は必ず開ける、そういったメッセージが込められていたと思います。
質疑応答では生徒からは、韮山反射炉の世界文化遺産に向けての市長の思いを尋ねたり、オペラという芸術を選んだ理由など、活発な質問がなされました。大変刺激的な時間を過ごすことができました。
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