第29回「いよいよ18歳選挙権!“マイ争点”から考える投票のススメ」慶応義塾大学SFC研究所 上席所員/NPO法人Rights(ライツ) 副代表理事 西野偉彦氏講演

昨年に引き続き、西野偉彦先生をお迎えして7月5日(火)、2016年度第1回目の志龍塾が開催されました。昨年度のテーマは主権者教育についてでしたが、今回は7月10日投票の参議院地方選挙をふまえて、「いよいよ18歳選挙権! “マイ争点”から考える投票のススメ」というタイムリーな演題でした。講演の前半では18歳選挙権を取り巻く背景とその意義などに触れ、高齢者投票数が増えることで若者の意志が政治に反映されにくい「シルバーデモクラシー」の時代を迎えつつあることなどが語られ、だからこそ政治に関心を持ち、自分なりの意見を持って「はじめての1票」のを投じることが大切、そして身近な生徒会予算(部費の配分等)について考えるなどの機会が主権者教育につながるのだと力説しました。

また、後半では「参院選で考えてみよう! 『マイ争点』ワークシート」を用いて、具体的に政策項目である経済・財政、社会保障、憲法、保育・少子化対策など18項目の表に、自分が投票する上で大切だと思う上位3つを選び、さらに具体化してその政策の必要性や問題点、解決策などを探るという演習をしました。ちなみに、挙手による簡単なアンケートを試みたところ、韮高生は雇用・就職に関する政策項目に一番の興味関心がそそられるようでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA