令和6年9月20日(金)、今年度2回目となる第53回志龍塾を開催しました。講師としてお招きしたのは、本校卒業生(高23回)であり、公益財団法人江川文庫の学芸員やNPO法人伊豆学研究会の理事長として活動されている橋本敬之氏です。「私が英龍公から学んだこと」をテーマに講演を行いました。
講演概要
橋本さんは、伊豆学研究会の理事長として平成22年「伊豆大事典」をとりまとめられ、本校図書館にも所蔵しています。最近では、「伊豆韮山代官 江川家の食卓」を刊行されました。
講演では、橋本さんが江川英龍坦庵公に関心を抱き、調べたことについて、ポイントを押さえながらお話しをいただきました。本校の学祖、坦庵公(橋本さんはあえて「英龍公」と呼んでいます。)の業績について、未だよく知られていないところ、もっと評価されてもよいところについて、生徒たちに分かりやすく説明されました。
本校の生徒であれば是非知っておきたい坦庵公に関する知識を得られ、生徒たちは本校に連綿と流れる伝統や校風について、より深く理解することができたと思います。また、坦庵公の経歴をもとに、「歴史に「たら」、「れば」なない、ことはない」との橋本さんの主張は、生徒たちにもよく伝わったのではないでしょうか。
今回も本校を卒業され御活躍されている先輩のお話をうかがい、生徒の将来にとって有意義な知見を得る貴重な機会になりました。
橋本 敬之(はしもと たかゆき)氏 プロフィール
- 公益財団法人江川文庫 学芸員
- NPO法人伊豆学研究会 理事長
- 静岡県立韮山高等学校創立150周年記念「韮山高校百五十年史」編集委員長
- 静岡県出身(本校卒業生)