第26回「脚下照顧」修繕寺住職 御誕生寺専門僧堂堂長・師家 吉野真常氏講演

今年度3回目の志龍塾が11月19日に開催されました。

志龍塾とは、シダックス創業者で本校OBの志太勤氏に寄贈していただいた志龍講堂に、各界の著名な方を講師としてお招きし、未来を担う韮高生に向けてリーダーとしての教養や意識を伝えていただくため毎年催されている講演です。

講師 修禅寺住職 御誕生寺専門僧堂堂長 師家

吉野 真常氏(本校第25回卒業生)

演題 『脚下照顧』

禅の教えを繙きながら、吉野氏御自身がどのように生き、考え、感じながら過ごしてきたのかを生徒にわかりやすく話してくださいました。生徒は、自然と密接に関わる禅の世界に触れ、自分の進むべき道は自分の足下にある、足下をしっかりと見つめながら生きるのが大切だ、ということを学ぶことができました。

生徒の感想を一部紹介します。

「自分は大きな目標があるわけでもなく、迷いながら学生生活を送っています。吉野さんがおはなししていた状況に似ているのかなと思います。「命はやり直しがきかない」と話されていました。「今、この瞬間は二度と戻ってこない。ならば、何故この瞬間を楽しもうとしないのか。」この問いかけに、深く感じるものがありました。」

「突然、「侍になりたかった」とおっしゃったのには笑ってしまいましたが、お話を聞くと、どのような場面でも、いつもそれが終わったら死んでもいいと思うような精神で「生きる」、という考えであるとわかり、とても納得しました。その時を精一杯「生きる」ための心の持ちようなのだなと思います。」

生徒たちは、様々な刺激を受けたようです。

吉野様を始め、志龍塾実現のために御尽力いただきました皆様に御礼申し上げます。

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