第31回「私の職業選択 -俳優・声優への道-」俳優・声優 穂積隆信氏講演

1月26日(木)は平成28年度3回目の志龍塾があり、今回は俳優・声優の穂積隆信氏(高2回卒・選抜高校野球やバレーボールで全国制覇した学年)に「私の進路選択~俳優・声優への道~」と題してお話をしていただきました。腹式呼吸で鍛えた声量と抑揚で、まるで小説のように語られていく高校時代や戦後の混乱時代のお話に、生徒たちはあっという間に引き込まれていきました。テニス部で全国大会に進出したものの、強敵に完膚なきまでに打ちのめされてテニスをやめ、文芸部に入り直して演劇に明け暮れた高校時代。医者になれと父の忠氏(韮高校歌作詞者)に言われるも反発して、「役者になる」と置手紙して上京し、戦後の闇市でインチキ石鹸を売ったこと、俳優座に入り、朝から晩まで演劇の稽古をしたことなど、多感な高校時代にどのようなことを考え、どう変わっていったか、まさに「高校生は人生の最後の分岐」というお言葉そのものの人生を語ってくださいました。質問コーナーでは壇上で寝そべり腹式呼吸を実演したり、生徒のリクエストに応えて一人芝居したり、声優の役柄(映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク)を披露したり、質問した生徒の目の前まで行って回答したりと、サービス精神が旺盛で生徒を飽きさせない講演会でした。

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